怒りの葡萄園 フォード1960年ころ

売る覚えネタバレ的メモ

「10万エーカーの耕作放棄地と100万人の植えた民」
大地主が広大な土地を荒らしているかたわらで 多数の人々が飢えている
なんだか昔話ではないような・・・

葡萄畑を小作していたひとびと
地主と資本家(銀行)および大資本家(大銀行)の都合で追われてしまうのがことのはじまり
さいごもうやむや。牧師がでてきても答えはない様子。
どこかの壁やボート難民や少数民族とだぶってしまう昔の映画。

「答えの出ない牧師」
聖書にこたえはないらしい

「5ドルで雇って2ドル50セントに値切られて、ストをしたら追い出される」
あらたな労働者がやってくる

職を求めてきた異邦人へ 「通行だけだな!はやくいけ!!」

「ここに仕事はない、われわれの仕事を奪う気か!!」ではどこへ・・・「北へ行け」

家財を売り払い 中古トラックを買い 長旅の途中おじいさんとおばあさんは死んでしまう。
労働者募集のチラシを頼りに出発したが・・・途中のキャンプでみんなが同じチラシを持っている

トラクターが家内工業的な農場生産者を駆逐したようにもとれる。
最終的にも「もも」を手作業でかご一杯に収穫するシーズンだけ、ほぼまともな賃金がしはらわれる。

その他の場合でも政府運営のキャンプでのみまともな食事等が提供される。

土地と家族制度は一体。
土地を追われると家長、先祖、子孫のつながりがあやふやになる様子。

婦女子はつよくなり新たな地へ旅立つ・・・

永年私財法がしのばれる。

※あくまで個人のメモであり・・・